
神奈川県在住
🌿自然と人・家族をつなぐひと🌿kokoperiwind
遠藤久美子さん
自然の中にいる心地よさを小さいときから知っている。あえて選んだ場所ではないけど、自然が周りにある場所に無意識に引き込まれていく。幼少期から自然と触れ合うことが好きでした。自然界とともに生きているネイティブアメリカンが好き,
目をキラキラさせて楽しそうに話すのは、神奈川県在住の遠藤久美子さん、56歳。

辛いが楽しいになった瞬間〜5人の子どもたちが運んできた転機〜
一番の転機は結婚したとき、それからは子どもが生まれるたびに転機。
5人の子どもが通った幼児園との出会い、そこで学んだことや感じたこと、活動してきたことが今の自分の土台となっています。
共同保育で保護者も運営や保育に携わる幼児園で11年過ごしました。
親の在り方や子どもとの接し方など培い、保育や運営に携わることでほかの子どもも我が子のように接し、子どもの行動心理を把握することも出来るようになりました。
園舎を持たない幼児園だから毎日外での活動。
自然の中で遊ばせる方が子どもも伸び伸びする、親は周りに気を使って怒ることが少なくなることを実感しました。
足をくじいた娘が「歩けない」と言っていたのに、河原についたとたん走り出したり、散歩中、抱っことせがむ娘にねこじゃらし(エノコログサ)を持たせただけで元気に歩き出す経験から、自然界はすべて解放してくれる、「辛いが楽しいになった」瞬間を目の当たりにし、自然界の力をかりないと解放できないことも実感しました。

ネイティブアメリカンから学んだ、自分らしく生きる術
ネイティブアメリカンは自然界と対話しながら生きていく術を持っています。
自然界と繋がると自分らしく生きていける。
ネイティブアメリカンとの出会いは、幼稚園のバザーでドリームキャッチャーを作り販売することになったことがきっかけでした。
ドリームキャッチャーの歴史や由来を調べているうちに、ネイティブアメリカンに辿り着きました。
3年前にネイティブアメリカンの協会に所属する女性から、ネイティブアメリカンとは、ネイティブアメリカンのスピリチュアル術を教えたもらう機会もあり、ネイティブアメリカンの「自然とともに生きること、自然界をとても大切にしていること、そして自然界からのメッセージは間違うことはない」という考え方が一番の魅力であり、自然界と対話すれば悩みも解決してしまうことを知りました。
自然界と繋がることで自分らしく生きることができ、結果、自分を癒すことにも繋がります。

日常から鳥や木と話し、近くの葉っぱに力をもらっています。
アロマの香りを嗅ぐことで自然界からのメッセージを受け取ることもできます。これは特別な事ではなく、誰にでも備わっているもの。
五感を研ぎ澄ますことで感性を磨くことが大切なんです。
今は自然と触れ合うことや自分を見失うことが多い時代。だから、五感が鈍くなっていて自然界からのメッセージは聞こえにくい。
ひとつひとつ、自分の身体はどう感じているか、今何を食べたいと身体は言っているか?どこに違和感を感じるか?というところから感覚を戻していくと、五感や直観力が変わってきます。
より自分の身近にある身体や自然と対話をしていくことが自分を癒していくことに繋がり、人間にとって、もっとも重要なことなんですね。

自然界と人間を繋ぐ、ネイティブアメリカンのような自然と調和する生き方ができるような活動をしていきたいと想い、昨年、ネイティブアメリカンの考え方や意識の持ち方とカラーセラピーを融合させた、【Kokoperi color work card】を制作販売を開始しました。
【Kokoperi color work card】は、ネイティブアメリカンの精霊で豊穣・子宝・幸運の神でもあるkokopelliのエネルギーとネイティブアメリカンのマントラを封じ込め、なりたい自分へと導いてくれるカードです。

なりたい自分を想像して頂き、3色選んで頂きます。その色の意味から見えてくるもの、その色をサポートし課題がどこにあるのかを導き出すもの、そこからなりたい自分への1歩を南に向かって踏み出し、応援してくれるcolorを纏うことで、変化が起こすことを目的としたカードです。

虚無感と心の曇りからの気づき
昨年12月、四女が妊娠結婚して家を出たとき、ものすごい虚無感に襲われました。自分の中にこもって何も考えられない、動けないし自己表現も出来ない状態で目の前が曇っていました。
そんな中、2月に竹富島に行ったとき自然界との対話がしやすく、木々たちと会話をすると心地よく、その出来事をきっかけに少しずつ体調が回復していきました。弱っているときにこそ自然と対話するほうがいいのだと身を持って実感しました。
今年3月まで無気力状態は続いていましたが、春になると共に活力が湧き、四女が安定期に入ったこともあり、子どもが生まれたらなかなか行けなくなるような場所へ、ランチや買い物をたくさん楽しみました。
いよいよ臨月に入って3日後の6月18日、出産の兆候が現れ、前駆陣痛と思っていたら、まさかの本陣痛で、病院に着いてからわずか1時間、立ち会う為に婿さん間に合わず、急遽私が立ち会うことになり、分娩台に乗ってから10分で産まれてきた孫1号。
そして、我が家にとって初孫であり、初の男の子。
思いがけず立ち会い出産の願いが叶ってしまって、婿に申し訳なさと流れの速さに慌ただしすぎてまだまだ実感が湧いていない状態ですが、生まれた時の四女とそっくり過ぎて、四女が生まれた時の写真を探してみんなで見比べながら生まれたばかりの孫や母になった四女の写真が家族LINEに賑やかに飛び交っているのを見ると、我が家の平和と幸せが世の中へ拡がって行ってほしいと願わずに入られません。
自然界からのメッセージを意識して少しずつ行動していき、宮崎にある天岩戸神社の御神木から受け取った「家族愛を伝えなさい」というメッセージ。
その家族愛について、私はこれから伝えていくんだ!と思い、家族愛の輪が拡がる活動をしていきます。
―インタビューを終えてー
自然界からの後押し、背中を押されて応援されている久美子さん。
そこには、久美子さんの感謝とリスペクト、そしてしなやかな優しさがあるからこそ受け取れるものだと感じた。
取材:なかはら ひろえ